愛知万博では冷凍マンモスが目玉になっているようですが、こちらは恐竜の化石から血管や
細胞組織が発見されたという話。 米国のモンタナ州で、6,800万年(白亜紀後期)の地層か
ら発見されたティラノサウルス T-REX の化石から、血管や骨細胞が発見されたそうです。
血管は伸び縮みするくらい柔らかく、DNAが格納されている細胞核も保存されていたと
いいます。 ジュラシックパークも夢でないかもしれません。 でも、DNAが破壊されず
に残っている可能性は少ないでしょうね。
しかし、6,800万年前という気の遠くなるような古代の細胞が、よくぞ残っていたものです。
ステーキを焼くのと同じで、急速に恐竜の表面が化石化して安定してしまえば、ひょっとして
このような柔軟組織が中に閉じこめられて保存されることもあるのでしょうが、まさか柔軟
組織が残っているとは驚きです。
数年前に、鳥取で弥生人の脳が発見されたといってニュースになりましたが、この場合は粘
土質の土壌が空気を遮断したために保存されたといいます。
恐竜の場合も、粘土質の湿原で急死し、そのまま安定な状態で表面からじわじわと化石化し
ていったのでしょうか。
www.asahi.com/science/news/TKY200503240358.html
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