群馬の川原湯温泉に行ってきました。
川原湯温泉は、数年後にはダムの底に沈む運命にあります。
そのためか、温泉街はどことなく寂しげで鄙びた雰囲気を漂わせています。
周辺では、ダンプカーが行き交いし、ダム工事が盛んに行われていました。
本当にダムが必要なのだろうか?
泊まったのは、ムササビの宿として有名な「山木館」。
野生のムササビの餌付けに成功し、宿泊客は運が良ければムササビを見ることができます。
ムササビの名はモモ太といいます。
下は足湯です。源泉が湧いていて、温泉独特の硫黄の香りがします。
「山木館」の内湯です。源泉掛け流しで、ほのかな硫黄臭がします。
湯は柔らかく、湯とたわむれるという感じ。非常に気持ち良い温泉です。
夕食は、地物のこんにゃくや山菜が中心で、鮎の塩焼きもでました。食べきれないくらいのご馳走です。
味も良かったです。
特別料理で、上州牛のステーキを注文しましたが、これが絶品で美味しかった。
夜9時半ころフロントから電話があり、ムササビが来ているとのこと。
ライトに照らされた餌台の上に、確かにムササビがいました。子供達は大喜びでした。
こんな良い温泉が、数年後に消滅するのは、かえすがえすも残念です。
一旦失われた物は、二度と元には戻りません。