米国カリフォルニア大学では、過剰な記憶力を持つ人の脳の研究を始めたそうです。
世の中には、子供の頃の写真を見せると、撮影日やそのときの天気、状況などを正確に言い当てられる
人がいるそうで、その人たち脳を磁気共鳴画像装置(MRI)を使って調べるのだとか。
スーパー記憶力の持ち主としてまず思いつくのは、映画クレイマークレイマーでダスティン・ホフマン
が演じたサバン症候群。サバン症候群は、日常生活に支障をきたすほど知能に欠陥があるものの、
ある能力に関しては神業的な能力を有する人たちのことを言う。
彼らの脳を最新の科学で調べると、天才の秘密が明らかになるのかもしれない。
スーパー記憶力というと、コンピュータの父であるフォン・ノイマンもすごかったらしい。
子供時代に分厚い電話帳を完全に暗記してみせたり、
6歳のとき8桁の割り算を暗算で計算したり、
プリンストン大学の数学者が3ヶ月間苦心惨憺の末に解いた問題を脳内で一瞬で解いたりしたそうだ。
また、原子核物理でノーベル賞を受賞したフェルミでさえついていけないほど、ノイマンは頭の
回転が速かったという。
ノイマンの脳がどのようなものであったか分からないが、
天才の脳がどのようなもので、どのように使われていたのか興味はつきないところ。
これまでに、スーパー記憶力をもつ3人の脳の構造を詳しく調べた結果、前頭葉前部皮質が非常に
大きかったそうです。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200806080023.html
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